神奈川県愛甲郡愛川町半原にある「塩川滝(しおかわたき)」に、犬連れで行ってきました。落差約15mの滝が、駐車場から遊歩道を3分ほど歩いただけで正面に現れます。犬の同伴について特に掲示はありませんでしたが、遊歩道の途中に朱塗りの急な階段があります。犬連れ目線で、駐車場から滝までの道のり・階段の様子・気をつけたことをまとめます。

訪問したのは2026年8月中旬の土曜、朝7時40分ごろ。前日に雨が降ったあとで、遊歩道が濡れていて、沢も滝も水量の多い日でした。
塩川滝ってどんなところ
塩川滝は、滝幅約4m・落差約15mの滝です。愛川町の「あいかわ景勝10選」のひとつに数えられています。
滝つぼのすぐ手前まで遊歩道と階段が整備されていて、山道を長く歩かなくても滝の正面に立てるのが特徴です。

遊歩道の途中には「塩川滝のいわれ」という案内板が立っています。それによると、塩川滝は八菅山修験(はすげさんしゅげん)の第五番の行所で、滝そのものをご神体として「滝篭(たきごも)り」の修行が行われていた場所だとされています。
町の観光情報でも、神亀年間(724〜729年)に奈良・東大寺の別当だった良弁僧正がここに清瀧権現を祀った、という言い伝えが紹介されています。
観光地というより、もともとは修行の場だった静かな場所、という感覚が近いと思います。
アクセスと駐車場
| 所在地 | 神奈川県愛甲郡愛川町半原948先 |
| 駐車場 | 無料(未舗装・10台ほど) |
| 料金 | 無料(入場料なし) |
| 最寄りIC | 圏央道 相模原愛川IC から約10km |
| バス | 本厚木駅からバス、「馬渡」バス停下車 |
車で行く場合の注意点として、愛川町の観光情報では、カーナビの目的地に「塩川滝」を直接入れると滝の上の山側に着いてしまうことがあるため、近くの宿泊施設「観泉荘こまや」または、「塩川滝駐車場」を目的地に設定するとたどり着きやすい、と案内されています。
国道412号から中津川の河川敷に下りて橋を渡り、途中から未舗装路に変わった先が駐車場です。道幅が狭い区間があるので、対向車には注意してください。

遊歩道の分岐には木の道標が立っていて、「国道412号線 0.7km/馬渡バス停 1.0Km」「青瀧権現・飛瀧権現」と示されています。
駐車場から滝まで、実際に歩いた道のり
駐車場っぽい場所から歩き出して、滝の正面に着くまで3〜4分でした(写真を撮りながらでこのくらいです)。

歩き出しはこんな渓流沿いの道です。左手にずっと沢が流れていて、水の音が最初から最後まで聞こえているのがこの道のいいところでした。

途中に木の太鼓橋があります。ここまでは道幅も広く傾斜もゆるいので、うちの犬も自分で歩けました。

そのあとに現れるのがこの朱塗りの階段です。うちはここから抱っこに切り替えました。
念のため書いておくと、「ここから抱っこ」といった掲示があるわけではありません。この日は前日の雨で段差が濡れていて、バロンとマイロを濡らしたくなかったので抱えただけです。乾いている日なら、自分で上がる犬も多いと思います。
うちはいつもペットカートを使っていますが、この日は路面が濡れていたので持って行きませんでした。
滝の正面「滝見台」
階段を上りきると、赤い橋が滝見台になっていて、そこが滝の正面です。

前日の雨のあとだったからか、この日は水量がかなり多く、水しぶきが橋の上まで飛んできました。落差15mという数字以上に、正面から見上げると迫力があります。

橋の上は谷あいで日が差し込みにくく、朝の時点でもひんやりしていました。愛川町の観光情報でも「滝つぼ近くは夏でもひんやりとした冷気が漂っている」と紹介されていて、実際そのとおりの体感でした。

滝のそばには紙垂(しで)がかけられた石碑が立っています。文字は摩耗していて、その場では読み取れませんでした。先ほどの「いわれ」は、この石碑ではなく遊歩道の木の案内板に書かれているものです。
滝つぼに降りる道はなく、柵の内側から見る形になります。落石注意の看板と金網が設置されているので、橋の上でも立ち止まる場所には気をつけてください。
滝の上にある青瀧権現・飛瀧権現
滝を見たあと、遊歩道の階段をさらに上がると、朱塗りの鳥居と社があります。

道標にあった「青瀧権現」「飛瀧権現」です。滝の正面から往復するだけなら数分の場所ですが、こちらまで足をのばすと、杉林の静かな雰囲気が加わります。

駐車場前にある小さな社の前は少し開けていて、写真を撮りやすい場所でした。

帰りは同じ道を戻ります。行きは滝ばかり見てしまいますが、戻りながら見る渓流も気持ちのいい眺めでした。
犬連れで行くときに気をつけたこと
実際に行ってみて、犬連れの視点で気になった点をまとめます。
- ペット関連の掲示は見当たりませんでした。リードなど、一般的なマナーの範囲で歩ける場所です
- 階段区間があります。朱塗りの階段と、その先の社へ上がる階段の2か所です
- 雨のあとは路面が濡れます。うちが抱っこに切り替えたのはこれが理由で、乾いていれば自分で歩ける道です
- リードは必須。柵はありますが、すぐ横が谷です
- 人間側も滑りにくい靴で。石段も木の階段も、濡れているとかなり滑ります
- 水しぶきが飛びます。水量が多い日は滝の前でしっかり濡れます。抱っこしていると犬も一緒に濡れます
- 落石注意の掲示があります。長く立ち止まらないほうが安心です
- 夏でも涼しい。日陰と沢と滝しぶきで、朝は肌寒いくらいでした
- 売店・自動販売機はありません。水は持参してください
- 駐車場(っぽい場所)は10台ほど。朝7時台は他に人がいませんでしたが、夏の日中は混みそうです
朝いちばんに行くと、人が少なく、気温も上がりきっていないので、犬連れにはこの時間帯がよさそうだと感じました。
※ペット同伴に関するルールや現地の状況は変わることがあります。訪問時(2026年8月)の様子をもとにしています。おでかけ前に最新の情報をご確認ください。
まとめ
- 塩川滝は愛川町半原にある落差約15mの滝。駐車場から3〜4分で滝の正面まで行ける
- 犬の同伴について特に掲示はなし。遊歩道の途中に階段区間が2か所ある
- 雨のあとは濡れるので、その日は抱っこのほうが安心。乾いていれば歩ける道
- 滝の前は水しぶきが飛び、夏でもひんやりしている
- 滝の上には青瀧権現・飛瀧権現の鳥居と社がある
- 駐車場・入場ともに無料。売店はないので飲み物は持参
長時間歩く必要がないので、「山歩きはさせられないけれど、自然のなかを少しだけ歩きたい」という日にちょうどいい場所でした。夏の朝のおでかけ先として、犬連れの選択肢に入れてみてください。
神奈川県内で犬と行けるほかのおでかけ先は、こちらのまとめでも紹介しています。
